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2013/02/05


世界各国のスポーツ界では暴力だけでなく、セクハラやパワハラも社会問題化している。特に欧米では子供への性的虐待などの告発が目立ち、監督やコーチが禁錮10年の刑を受けるなど厳罰化が進んでいると産経新聞が記事に。

柔道界追放

「過去にコーチからセクハラを受けた。これまで乗り越えてきた中で一番つらい試練だった」

昨年のロンドン五輪の柔道女子78キロ級で男女を通じて初の金メダルを米国にもたらしたカイラ・ハリソンさん(22)は優勝後、「選手生活の中で最もきつかったことは」と尋ねられ、長い沈黙の後そう答えた。

セクハラを受けたのは13~16歳のころだった。男性コーチの行為は次第にエスカレートし海外遠征の間も続いた。誰にも言えず、柔道をやめることや自殺も考えた。

悩んだ末に友達と母親に相談。コーチは2007年、未成年者への性的虐待で禁錮10年の有罪判決を受け、柔道界からの追放も決まった。

絶対の支配

「(13歳のとき)夜中に下着の中に手を入れられて目が覚めた」

フランスでも女子テニスの元トッププロが1980年代にセクハラ被害を受けたとしてコーチを刑事告発。昨年11月、強姦および強姦未遂の罪で禁錮8年の実刑判決が下った。

告発したのは、四大大会でも活躍したイザベル・ドモンジョさん(46)。

セクハラは13歳のときから9年間続いた。89年の全仏オープン大会期間中の夜、部屋をノックしたコーチに「もう限界。ドアを開けません」と断り、被害は終わった。

ドモンジョさんは「コーチの支配は絶対で、コーチがいないと何もできないと思わされていた」と指導現場の力関係の実態を証言。90年にフランス・テニス連盟会長に相談したが、うやむやにされたことも明かした。

フランスのスポーツ省は「日本のように(体罰など)指導が厳しすぎるという問題は少ない。力を入れているのはセクハラ対策。被害相談電話設置などのキャンペーンをしている」と説明する。

偽装を指示

「水から出ろ、デブ」。スペインでは昨年のロンドン五輪後、シンクロナイズドスイミングの選手たちが代表チームの女性監督から繰り返し暴言を受けていたと文書で告発した。「選手を不当に扱ったことはない」。監督は反論したが、解任された。

英国でも2009年、ラグビーのクラブチームが試合を有利に進めるため、選手が負傷したように装っていたことが発覚した。監督がパワハラで選手に偽装を指示していたことが明らかになり辞任。ラグビー発祥の地の英国を揺るがす不祥事となった。



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・産経:「下着の中に手」「デブ」 セクハラ、暴言…世界のスポーツ界で目立つ性的虐待




セクシャルハラスメント - Wikipedia
パワーハラスメント - Wikipedia

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